ご存知ですか?


    毛糸の番手

1kg羊毛で長さ1kmの長さがあるものを1番手という。当店が扱っている100番手というのは、1gの羊毛で100mの長さ(机上値)の糸を紡ぐことで、その太さは人の髪の毛の1.8倍に過ぎず極めて繊細で細い糸です。
100番手服地は,この細く繊細な糸で作った服地なので軽く,羊が息ずいているかのような柔らかさを持っています。

種 類 幅(μ)
羊 毛
綿花


レーヨン
ナイロン
15〜42μ
12〜28μ
18〜30μ
8〜25μ
30〜40μ
10〜30μ


羊毛の品質の順位





お手入れの仕方

 ウールは生きています。いつまでも仕立上りのままの着心地を保ち、美しいシルエットを保つためには、スーツにも適度のお休みを与えてほしいものです。2,3日の休養を取ることが理想的です。まずポケット中のものを取り出し汚れを点検、ブラッシングをしてハンガーに掛け休ませます。着ている時に吸い取った湿気が発散し、シワも回復します。一夜で回復するだけの弾性をウールは備えています。また、 時々はプレスも掛けてください。蒸気アイロンのプレスがベストで、温度と湿度と圧力でリフレッシュするのです。ウールの適温124〜138度を守って、手早く強めに仕上げるのがコツです。



Vゾーン

 スーツの着こなしは胸もとで決まるといっても良いでしょう。ラペルの幅とネクタイの一番広い部分の幅をほぼ同じにすることで、上着,シャツ,ネクタイで構成される胸のVゾーンのバランスが形よく保たれます。つまりワイドラペルには幅広のネクタイ。細めの衿には細めのネクタイが良いバランスです。



ワイシャツの適正サイズ

 上着の後衿からシャツの衿が1cmほど出るように着るのが正しい。見た目もさることながらシャツの衿が上着の汚れを防ぐ役目を果たすからだ。袖口、これも直立したとき上着からシャツの袖口が約1cm出るのが適正。理由はやはり最初と同じ。首廻りサイズは釦を留めて指が2本入るくらいが適当だ。後丈はネックとヒップの一番大きいところまでを計り20cm位をプラスした寸法がよい。カフス廻りはくるぶし廻りを測り,8cmプラスするのが標準だ。



モーニング

 前裾が大きく切り落とされ、バックの裾には巨大なフックベンツが切り込まれているモーニングは最高のフォーマル感覚を表現するための昼間用礼服の代表的な存在になっている。合わせるズボンは黒のグレーの縞模様、ドレスベストは上着と共地。このベストの衿には取外し自由な当て布が付き、祝儀の場合にはこれを付け、不祝儀の場合にははずすのが原則。タイは礼装用の幅タイをを合わせるが、祝儀には黒白ストライプや紋織り白やパールなどで、不祝儀には必ず黒を選ぶのがルール。靴は黒の無飾りの紐止め型かドレススリッポンで、最高の盛装感を盛込むようにしたい。



ベンツ

 高級外車の名前ではない。背広の上着の後裾の切り込みの名前である。ベンツはもともと馬に乗ったときでも、上着のシルエットを崩さぬために後ろ裾を割ったことにはじまるが、今日ではズボンのポケットに手を出し入れするための機能が主な目的となっている。サイドベンツは軍人がサーベルを吊下げるために作られたと言われている。1本のときは単数形でベント、左右に2本のときは複数なのでベンツという。



お手入れその2

 汚れをそのままにしておくと、しみになり落ちにくくなるので,すぐに取ることが大切です。油性の汚れは、ベンジンでたたいた後、中性洗剤の液を浸み込ませた布でもう一度たたきます。その後、湿った布で良く拭き取ってください。インクや醤油などの汚れは、とりあえず水でふきます。状況によってはクリーニングに出すのが無難です。
 汚れを付けたまま越年すると、虫・カピの原因にもなります。保管する上で最も大事なことが虫・カビの予防です。虫はウールを食べ、カビは繊維を傷め寿命を縮めます。クリーニング後は、防虫剤と乾燥剤を入れたビニールケースで、ハンガリングして置いていただければ万全といえるでしょう。



イブニングコート

 燕尾服の名で知られる夜間の正式礼装。現在のすべてのフォーマルウェアの中で最もドレッシーでフォーマルな礼服がこのイブニングコートだ。その形態的な特徴は動きにつれて翻るよな複雑な揺れ方をする後裾につけられたテールにある。衿は下衿に拝絹を飾ったピークド・ラペル、フロントはダブルの釦位置に飾りボタンをつけたオープンフロント。前身ごろの丈はウェストまでで、このウェストの両脇からテールがひざの後部に向かって優雅に垂れ下がっている。ドレスベストは白のピケ。シャツはウィングカラーのフォーマルシャツ。白のボウタイ(ホワイトタイ)が合わされる。


スーツのお手入れ
 1日スーツを着ると目に見えない埃が繊維の中に入り込んでいる。これを落とすにはブラッシングがベストだ。豚毛のブラシを使って肩から下へ向かってブラッシングする。
生地の目に入り込んだ埃を掻き出すようにして手首を小刻みに動かそう。ポケットの縁付近は特に埃がたまりやすいので念入りに。埃の主成分の土壌はアルカリ性。服の色が焼けるのは、太陽光線よりもむしろ埃のせいが多いのです。クリーニングに出すのは生地を傷めるもとなので、あまり頻繁に出すのは良くない。クリーニングより、週1回ブラッシングすることをお勧めします。 
 

サヴィルロゥ
 背広の語源となったロンドン、ウェストエンドの一角にある通りの名前。19世紀後半から注目を集め出し、ブリティッシュトラッドの総本山として、現在でもそうそうたる顔ぶれが軒を連ねている。
 



濡れた靴のお手入れ

 新聞紙を靴の中に詰めて、じっくり陰干しするのが一番だ。十分に乾いたら革にハリとツヤが出て元気になるまで栄養クリームを塗ってあげる。革は生き物だから,天敵の水に濡れてしまってもその後の手入れを怠らなければ,もとに近いところまで回復するはずだ



上着の着丈

 着丈は総丈の約2分の1が理想とされている。ジャケットがヒップの丸みをちょうど覆い隠す長さを自分の着丈と覚えておこう。もう1つのチェックは腕を伸ばした状態で親指の先がジャケットの下端にくればOKだ。



パンツの長さ

 採寸者にとって、パンツの長さは結構難問です。ウエストの位置が決まらないことが多いからです。お客様も、いざ聞かれると?・・・となってしまうことが多い。ウエストの位置でウエストのサイズ、股上、股下が決まるので一番大事なポイントだ。パンツ丈は靴のかかとの台と同じか、靴に当ってひざの下でひと折れするくらいがちょうど良い長さだ。